2014.12.10 キスラジ

私は玉森さんが「レインツリーの国」をやると知った時に、なぜ関西弁を喋る役で玉森さんが選ばれたのだろうか。主演をジャニーズから選ばなければいけないとしても、他にネイティブ関西弁スピーカーを沢山抱えているじゃないか…というわき出す意見をどうしても止められなかった。私自身は関西出身ではないものの関西弁に親しんで生活しているので、映画で違和感を感じて「喋り方が不自然」という理由で私および世間の評価が下がってしまうことが嫌だった。おたまちゃんの関西弁かわいいね♡でおさめることが出来るかどうかも不安だった。

12/10放送分の玉ヶ谷ラジオのオープニングで関西訛りになってしまった玉森さんがいた。私は思い出した。そうだ、わたしは元々訛りが大好きだったんだー!!!久しぶりに萌えのビックバンを感じた。コスモだ。関西弁の玉森さんは新しい宇宙だった。それまであった不安は吹き飛んだ。今思えば小さな悩みだった。これはいける、いけるぞ。語気の強めの関西弁と柔らかくておっとりした玉森さんの喋り方が素晴らしすぎて嗚咽をもらした。この瞬間のために玉森さんのことを好きになったのかと思うくらい良かった。言葉はちっぽけだから(※北山さん談)この衝撃が伝えきれない自分の文章力を呪うけれど、本当に、本当に良かった。個人的な嗜好の部分を除いてみても、ラジオで話している間にもうっかり出てしまうくらい体に関西弁が馴染んでいるというのは好印象だし、出てきた関西弁にあまり違和感がなかったので映画も楽しみになった。この感想のまま映画を見終わることができることを祈っている。

 

宮玉の温泉旅行話であったり、わたたいのカラオケデート話であったりはお洒落なカフェでキャラメルマキアート的なものを飲みながら彼氏の話をしている雑誌から出てきた女の子ふたりのようだった。藤ヶ谷さんはいつも宮田さんのことを玉森さんの彼女であると形容するけれど、私には彼女同士の会話にしか聞こえない。このカップル感は一体なんなのだろう。こういう話を聞くたびに、ジャニーズの男の子達は女の子にとって違和感のない距離感というのを経験則で学んでいくのだなぁという感想をもつ。それに慣れ親しんだ結果として、男の子であれば一般的・普通だと思える距離感でのエピソードは批判の対象になりやすいのかもしれない。まぁ私も女なので男の子の常識なんていうのは伝聞でしかないのだけど、二階堂さんのモンペとしてはそういう気持ちもあったりするということです。

 

テレフォンのコーナーで関西弁を喋らせたがる藤ヶ谷さんは私が思う藤ヶ谷さんと1ミリのズレもなくて安心した。藤ヶ谷さんは私のイメージを裏切らない。玉森さんの「努力した人は報われる」「最後に笑うのは努力している人」という発言はいつものように面倒臭く深読みすれば、これまでの玉森さんが克服してきたもの、向き合ってきたものに対しての結果で、そう言うしかなかったんだろうとは思うけれど、あまり上手に相談にのってあげることが出来ないところも含めて玉森さんの良さなのだと思った。写真部の話を引きだしてあげられる藤ヶ谷さんはやっぱり私が思う藤ヶ谷さんとズレがない。さすが藤ヶ谷さん。玉森さんが下手すぎだろっていうところはとりあえず隣のドブに捨ててこよう。

おそらくお昼に収録されているのだろうけど、放送時間帯を考えて「こんばんは」と言える中学生の女子はどんな部活に所属していても意義のある時間を過ごせると思うので、自分の好きなことをやったらいいんじゃないのかなっておばさんは思いましたよ、という求められてもいないのにご意見番ごっこをしたところで今回のラジオが良かった話は終わりにしたいと思います。