2015.0529/31 舞台TAKE FIVE

たくさんの、本当にたくさんの友人・知人の協力や好意のおかげで、激戦だったTAKE FIVEを観劇することができた。
千秋楽でのアドリブやキャストブログからの情報によると、今回の舞台は200万通の応募があったらしい。私自身もかなりの数のエントリーをしたので「1人一通の応募ではないでしょうが」という藤ヶ谷さんの発言には何とも言えない気持ちになったりした。そういえば、ジャニオタには名義の数にまつわる議論があるけれど、外部舞 台のプレイガイドチケットでも当てはまるのかな。

藤ヶ谷さんの舞台を見るのは、昨年のコルトガバメンツ以来およそ1年振りだった。ここ最近の舞台は、設定やテーマが明るすぎないので根暗でも見に行きやすい。私は根暗な上に捻くれているタイプなので、「愛情」というものだけがテーマになっている作品はしんどい。そのうえ、作品というよりも出演者で観劇するか否かを決めるタイプは「●●くんなら何でも♡」という思考回路でないと色々と考え込むことも多い。推しが出演していなかったとしても見てみたいと思えるような、観劇前に内容について楽しみにできる舞台に出演することが続いた藤ヶ谷さんには、今後ともこういう感じで舞台をやっていってほしいと思う。

 

◆5/29【1階後方列 下手側通路横】
オペラグラスを忘れたこと、千秋楽の方が席が前になるということもあって、舞台全体を見る日とした。この舞台の第一印象は「一人称が僕、っていうのがいいな」だった。藤ヶ谷さんの演じた帆村守は、あまり言葉遣いの綺麗なタイプではなかったけれど、一人称が俺だと粗野な感じがもっと強かったと思うので絶妙なバランスだと思った。
近未来設定のためにド派手な衣装を着ている藤ヶ谷さんは、ジャニーズで鍛えられた「何だか良く分からない衣装をそれとなく着こなす」スキルをいかんなく発揮していた(こちらが見慣れているという可能性もある・・・)
劇中、バーでの蘭寿さんと歌うミュージカル風のシーンで気づいたのが、藤ヶ谷さんは気を抜く(という言い方が正しいかは分からないが)と猫背になっているんだということ。それが気になるというわけではなくて、ダンスをしたり歌を歌ったりするタイミングで背筋が伸びるから、ああ今まで猫背だったんだな~と感じる程度。藤ヶ谷さんは普段から片方に重心をおいた立ち方をしていることが多いので、自然に振る舞うと肩が水平にならなくて、猫背というか肩が丸まった感じに見える。ピンスポットが当たったり、踊ったり、歌ったりするために直立になった時、ピンとした感じがあるのは私自身は結構好きなんだけれど、藤ヶ谷さんの立ち姿の歪みはおそらく腰が悪いことに起因しているので、放置していていいものかなぁとも思う。劇中のミュージカル演出部分に触れたついでに言うとしたら、蘭寿さんと一緒に藤ヶ谷さんが歌う必要があったのかどうかは疑問だった。如実に出る「宝塚らしさ」「ジャニーズらしさ」の対比は面白かったけれど、劇中に必要だったかどうか。
今回は客席に降りる演出があって、ちょうど通路横席だったのでとても近くでキャストを見ることができた。藤ヶ谷さんから香るCHANELの香りにテンションが上がった。女子の匂いがした。さすが~♡

 

◆5/31【1階中程センターブロック】
オペラグラス持参。座席列でいうと4列しか変わらないのに随分前にきた感覚がした。藤ヶ谷さんにフォーカスしての観劇。
藤ヶ谷さんは表情、とくに眉と目で演技をするタイプなんだと再認識した。1度目の観劇で物足りなさはなかったけれど、オペラグラスで見ると、思っていたよりも細かく感情表現をしていたことに気づく。会場のサイズを考えると、音声やポスチャーで表現する割合が増えると、もっと舞台向きになるのかな~という印象はある。ただTVドラマでみる表情とも違う、特有のオーバーさは舞台ならではの役作りなので、表情までしっかり押さえる!というのが、観劇できたファンに許された特別な楽しみでもいいのかも。私は音声がオーバーなTVドラマが苦手なので、へんな癖がついても嫌だし・・・。
藤ヶ谷さんが山本くんを押さえ込むシーンでは手が届かない感じだったのに、蘭寿さんに抱きしめられる藤ヶ谷さんは、すっぽりと腕に収まっていて、蘭寿さんの腕が長いのか、藤ヶ谷さんの身体が薄いのか、その両方か・・・。いずれにせよ痩せ型男性好きには大変美味しかった。
終盤のBBとの別れのシーンでは涙を流していたらしい藤ヶ谷さん。そう、私は双眼鏡でのぞき込んでも、泣いているのかどうかも分からないぐらいのポンコツ観劇者だった・・・。あとから藤ヶ谷さん担当の友人たちに「泣いてた?」と聞いたら「泣いてましたよ!!!」と力説された。ごめん。
この日はスタッフ側のサプライズ演出があって、唐沢さんからのビデオメッセージ、客席で画用紙を上げて文字をつくる、いきなりキャスト個別挨拶を誘導されるなどなど、千秋楽ならではのカーテンコールだった。
出演者とかなり仲良くできているのかな?というのは、ボディクリーム差し入れ話だったり、空き時間のUSJ騒動だったりでも感じていたけれど、カーテンコールでの雰囲気もよくてハッピーな終わりで良かった。両日ともいちばん深くお辞儀をしていたのが藤ヶ谷さんというのも好印象だった。そういうところはず~っとそのままでいてほしい。

 

藤ヶ谷さんの舞台が次回も素晴らしいものになりますように。今からとても楽しみ。