嵐「Sakura」を見て思ったこと

今シーズンのドラマで相棒以上に楽しみにしているのがウロボロスとうこともあって、私の中では嵐の新曲というよりウロボロスの主題歌としての印象が強いSakura。
相変わらず嵐はいいシングルをリリースするなぁと思いながら、舞祭組と同日&その翌週のMステ、嵐にしやがれでの披露を見ていた。そこで私の目をひいたのは意外なことに二宮さんだった。

その昔、私は二宮さんのことが苦手だった。
どんな理由でそんな気持ちになったのかは全く思い出せないが、当時の担当であった渋谷すばる氏があぶない放課後で二宮さんとW主演するのを知った時には「なんだ~ぁ」とがっかりしたものだった。それはものすごく強烈な記憶として残っている。
最近はそんなことはなくなっていたけれど、歌番組で目をひかれるのはずっと大野さんだった。

二宮さんは曲前やバラエティでトークをしている時の表情と曲が始まってからの表情が驚くほどに違っていた。
俳優として評価されているし、おそらく歌モードに入るのは今回に限ったものではなくて、私が目を惹かれたのが偶然今回だったというだけだとは思うが、それでもとても鮮烈だった。
松本さんについては私はいつでも「松本潤」だなぁと感じるし、櫻井さんや相葉さんはトークをしている雰囲気の延長線上に、イメージは変わらずに歌っている印象が強い。相葉さんは櫻井さんに比べると少し遠い位置に歌のポジションがある気がするけれど、想像出来ないというわけではなくて相葉さんらしい雰囲気を残しているように感じる。
二宮さんと同じくトーク時とパフォーマンスの印象が異なるのは大野さんなのだけど、トーク時のイメージが先行している二宮さんとはギャップを感じた順番が逆になる。私が大野さんを初めて認識したのがMAだった(その時わたしは町田慎吾氏が好きだった)ということもあって、大野さんは歌も出来るしダンスもうまい!というのが第一印象だった。
そうなるとトークをしている大野さんを見たときにはトキメキを感じるというより、ほっこりするな~という方が強くて、今回の二宮さんのような衝撃は少なかった。二宮さんは別人格なんじゃないの?というぐらい印象が違った。これはたまらんだろうな…と容易にファン心理が想像できる。

以前、感想をつづったNHKの嵐特番を見た時にも二宮さんのプロ意識は素晴らしいなと思っていたけれど、それを目視で確認できる、実感できるというのはなかなか貴重な体験だと思う。
こんなにプロ意識があるよ!といくら言葉でアピールされていたとしても、それを感じることができなければ語られるだけ冷める。
それだけでも素晴らしいというのに、そこにギャップを伴うなんて抜け出せないだろうな~と勝手に二宮さんのファンに寄り添ったような気持ちになった。
歌番組がこんなにスペシャルに感じられるなんて、恐ろしい。コンサートを見たらどうなるんだろうかと思うと本当に恐ろしい。嵐のコンサートを改めて見るキッカケがあれば、ぜひ二宮さんに注目して鑑賞したいと思う。